家男

もしかしてメジャーとか定規でも使ってるの?はっきり言って時間の無駄です。

今回は、ボディスケールの話です。

この【ボディスケール】という言い方が

正しいのかは、

ボディスケールとググっても、

求めているものがすぐに出てこなかったので、

正しくないかもしれませんが、

私の周りでは、

ボディスケールと言っていましたので、

そう言わせてもらいたいと思います。

まずはこちらをご覧ください。

これは、インテリアデザイナーが

インテリアスペースを考える上で使用する、

体の各部分の寸法を表しています。

細かく、たくさんの体寸法が描かれています。

今後、体の各部分の可動域なんかにも触れていこうと

思っていますが、

今回は、体の各部分の寸法です。

私の、あなたの、体の各部分の寸法です。

あなたは、自分の体の各部分が何㎝なのか、

知っていますか?

おそらくほとんどの人が、

身長は知っているけれど、

他は知らないのではないでしょうか。

私は全て知っているかというと、、、

知りません。

全て知らなくても良いと私は思っています。

しかし、自分の体の各部分の寸法を知っていれば、

あなたの体の各部分を使って、

あらゆるものの寸法を

道具がなくても知ることが出来るようになります。

日常生活の中で、

このボディスケールが使えるようになると、

例えば、

カフェでコーヒーを飲んでいる時に、

このカウンターは幅が何㎝で奥行きが何㎝あって、

高さが何㎝あるのかわかるようになります。

色々な所で色々な形の椅子に座ると思いますが、

それぞれの寸法を注意して測っていくと、

自分の気に入った椅子は、高さがどのくらいで、

座面の幅や奥行きがどのくらいなのか、

背もたれの高さはどのくらいなのか、

自ずとわかるようになります。

住宅の図面に高さ70㎝と書いてあったとして、

その高さを具体的に目の前で表現して、想像して、

その高さが丁度いいのか、

確かめることが出来るようになります。

何度も言いますが、道具がなくても

自分の体の各部分を使って、

それが、わかるようになるのです。

私は体の全ての寸法を知らないと言いました。

それでも、最低でもこの寸法は知っているし、

便利だという体の寸法を

以下でお伝えしたいと思います。

まずはほとんどの方が知っているであろう、
身長です。

身長に近い高さのものであれば、

自分の身長プラスマイナスどのくらいかで

そのものの長さを測れます。

次は、地面から腰までの高さです。

これは身長まではいかないけれども

腰高くらいのものを測るのに使い勝手がいいです。

次は、両手を肩の高さで水平にした伸ばした時の
指先から指先までの長さです。

両手を伸ばして測ります。

体の中心までだと、その半分の長さというふうに使います。

次は、親指から人差し指までの長さです。

ここで言う親指から人差し指までの長さとは、

この写真に描かれている矢印の長さのことです。

私の場合は、

親指と人差し指を直角にすると15㎝です。

測りたいものの端から親指と人差し指で尺取り虫のように、

1、2、3、4、というように数え、その数に15㎝をかけます。

例えば、

尺取り虫4であれば、4×15㎝で60㎝です。

尺取り虫9であれば、9×15㎝で135㎝です。

親指と人差し指までの長さは、

倍数を計算しやすい数の方が良いので

親指と人差し指をどのくらい広げると15㎝になるかを

覚えたほうが良さそうです。

もしくは、

親指と中指をどのくらい広げると20㎝になる

でも良いと思います。

最後に、これはボディスケールとは違うのですが、

自分の歩幅です。

それも、自然に歩いた時の歩幅ではありません。
1mを一歩で歩いた時の、歩幅です。

その歩幅を知っていれば、歩くだけで、

そこが大体何mかわかることが出来ます。

私はこの5つの長さの測り方を組み合わせることで

簡単におおよその長さを測っています。

慣れていくことで、その精度はかなり上がります。

例えば、

地面から腰までの高さ+尺取り虫2だから何㎝だな、

とか

身長-尺取り虫1だから何㎝だな、

というふうにです。

あなたにとって注文住宅が

もっと楽しくなりますように心から願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

-家男